Q.退去してもらうまで、どの程度の時間がかかるものでしょうか?
A.当事務所での解決までの平均期間は、4か月程度です。但し、弁護士が受任したことで、1カ月程度の早期解決に至ることもあります。
家賃滞納による明渡請求は、家賃滞納自体に争いが無い場合には、強制執行手続による退去完了まで、以下の経過をたどります。
① 内容証明郵便による契約解除通知送付(受任から3日~1週間程度)
② 訴訟提起(内容証明郵便送付日の翌日~2週間程度)
③ 第1回期日(訴訟提起日から1ケ月~1ケ月半程度)
④ 判決期日(第1回期日から1週間~2週間程度)
⑤ 強制執行申立(判決期日から2週間~1ケ月程度)
⑥ 断行手続(強制執行申立から1ケ月~1ケ月半程度)
⑦ 退去完了
強制執行手続のうち、断行手続(裁判所の手続により、荷物を搬出・鍵の交換等を行う等の方法で強制的に明け渡しを実現する手続)によって退去が完了する場合、受任から終了まで概ね4ケ月~5ケ月程度の期間が必要となります。
但し、賃借人が行方不明の場合などを除き、強制執行の断行手続に至るケースは多くありません。訴訟提起後、強制執行手続に至るまでに退去するケースの方が圧倒的に多いというのが実情です。
弁護士が家主様の代理人に就任したことにより、1カ月程度で退去に至るケースもあります。
これらの早期解決案件を含めた弊事務所での平均解決期間は、受任から概ね4ケ月程度です。
【2022年10月11日更新】